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こんな悩みを解消します。
本記事の内容
・マレー鉄道での国境越えについて
・パダンブサール駅での注意点
本記事の信用性
私は2019年4月末〜5月にマレー鉄道でマレー半島縦断の旅をしました。
2020年の1月には14日間で10ヵ国を回るなど、バックパッカーとして世界各地を訪れています。
今回はマレー鉄道国境の駅、パダンブサール駅での注意点をお伝えします。
この記事を読めばパダンブサールで注意すべき点が理解でき、現地で困ることなく国境を越えることができるようになります。
マレー鉄道は厳密にはマレーシア国内を走るKTMのことを指します。 しかし、本記事及び本サイト内ではタイからシンガポールまでを繋ぐ列車全般の総称をマレー鉄道として書いています。
もくじ
マレー鉄道での国境越えについて
マレー鉄道での国境越えはタイとマレーシア間になります。
(マレーシアとシンガポール間は列車の駅内での国境越えはありません)
パダンブサール(Padang Besar)という駅が国境の駅になり、ここで出国、入国の審査をします。
手順と場所さえ分かっていれば難しいことはありません。
以下の注意点を意識してみてください。
パダンブサール駅での注意点
パダンブサール駅はタイ側、マレーシア側どちらにもある
地図を見ていただいたらわかると思いますが、パダンブサール駅はタイ側とマレーシア側それぞれにあります。
両国側に駅がありますが、出入国手続きはマレーシア側の駅になります。
特にタイ側から来た場合、先にタイ側のパダンブサール駅に停車しますので、間違って降りないように注意してください。
(他の方の記録を見ると、駅員さんがここじゃないと止めてくれたみたいですが、必ず止めてくれる保証はありません)
タイ側のパダンブサール駅を出るとすぐにマレーシア側の駅に到着します。

イミグレーションで必ず出入国審査を行う
パダンブサール駅ではタイ国鉄とKTMが同じホームを使用しています。(TOP写真参照)
2つの列車を遮るものがないので、同時刻に列車が止まっている場合、間違えて列車に乗ってしまいたくなります。
しかし、必ずイミグレーションで出入国審査を受けてください。

時差の違い
タイとマレーシアには時差が1時間あります。
タイの方が1時間遅くなっています。
時計を進めるのを忘れないようにしましょう。
マレーシア側から来た場合は1時間戻しましょう。
全然時間通りに電車が来ない。と思っても実は時差を忘れていただけかもしれません。

通貨の違い
タイとマレーシアでは通貨が違います。
それぞれの通貨
タイ:タイ・バーツ
マレーシア:マレーシア・リンギット
乗り換えをするパダンブサール駅はマレーシアですが、売店でタイバーツを使用することができます。
お釣りがリンギットで返ってくるので、リンギットを持っていない方はこの売店で買い物をしてリンギットを入手しておきましょう。
注意ポイント
駅構内に両替所やATMはありません。次に行く国の通貨を持っていない場合はこの売店が唯一入手できる場所になる可能性が高いです。
オススメは事前に1,000円ほどでいいので、日本円を次に行く国の通貨に両替しておくことです。

イミグレーションは常に開いているわけではない!
これは意外と盲点でどこにも情報がなかったのですが、イミグレーションは常に人がいるわけではありません。
基本的にはタイ国鉄の電車が来るタイミングに合わせてイミグレーションに人が来ます。
そのため、タイ側から電車に乗ってきた場合はイミグレーションに人がいるので問題はありません。
しかし、マレーシア側から来て早く駅に到着してしまった場合は、イミグレーションに人がいないことがあります。
その場合も焦らず、乗車予定のタイ国鉄の出発時間を待ちましょう。
電車が来る4〜50分前くらいにはイミグレーションが開くはずです。

待ち時間の過ごし方
駅で電車を乗り換えるための待ち時間があるかもしれません。
その場合は売店で時間を過ごしましょう。
簡単な飲食物を購入することができます。
ココがポイント
次に行く国の通貨がない人はここで小額でも入手しておきましょう!
KTMチケットについて
タイ側から来た人はKTMのチケットを購入する必要があります。
イミグレーションを通過したら2階に上がりましょう。
「KAUNTER TIKET(TICKET COUNTER)」と書かれたチケット売り場があるので、そこでバターワース(Butterworth)行きのチケットを購入しましょう。

まとめ:国境の駅パダンブサールで起こり得ることを想定して準備しておきましょう
国境を列車で越える経験は日本ではできないため、何も情報がないまま行くとわからないことだらけになる可能性があります。
しかし、そこで起こり得ることを事前に想定して準備しておけば現地で慌てることはありません。
不安要素は少しでも減らして快適なマレー鉄道の旅を楽しんでください。
今回は以上です。